PRODUCT

PRODUCTS » OTHERS

DM-X パワーアッテネーター

FacebookTwittertumblrGoogle+
FacebookTwittertumblrGoogle+

DM-X はアンプとスピーカーの間に接続して、音質を変えずに音量を下げる世界唯一のトランス式アッテネーター。

アッテネーターの必要性

真空管式ギターアンプの歪みはプリ部とパワー部の双方で作られますが、音量を下げるとパワー部の歪みがなくなり、線の細い痩せたサウンドになってしまいます。パワー部の歪みとは主に真空管の過入力と、トランスの磁気飽和により発生し、その歪みこそがダイナミックでパワフルなオーバードライブ・サウンドの原点とされています。そのパワー部で歪んだ出力をそのままスピーカーに送り込めば、当然大音量になるため、場所によってはスピーカーの直前で音量を減衰させるアッテネーターが必要となります。

従来の抵抗式アッテネーター

パワ-アッテネーターと呼ばれる抵抗式のタイプは<図1>のように抵抗で熱消費させるという基本原理で成り立っています。DM-X 図1
ここで問題になるのが、アンプとスピーカーの間に直列に接続された抵抗です。この8Ωという数値は1000m以上のスピーカーケーブル(当社SPXシリーズ:0.007Ω/m)でスピーカーに接続しているのと同等です。この抵抗はアンプの内部インピーダンスに加算されダンピング・ファクター(スピーカーを制御する能力)を著しく低下させ、音の立ち上がり、立ち下がりを鈍くし、ボヤけたサウンドにしてしまいます。
またアンプとスピーカーのインピーダンス整合が必要で、アッテネーターのインピーダンスと合致させる必要があります。

Ex-pro DM-X トランス式アッテネーター

トランス式アッテネーターは<図2>の基本構成で、トランスで電圧を下げるという原理を応用したものです。
DM-X 図2

DM-X 図3抵抗式アッテネーターの8Ωに相当するDCRは0.1Ωで抵抗式の1/80となり、ダンピングファクターの低下も極少です。
なお、DM-Xに採用されたトランスは、真空管ギターアンプに使用されている出力トランスと同等のコア・ボリュームで、周波数特性も<図3>のように広帯域で音質劣化もありません。

Ex-pro DM-X の減衰量

パネルには100%~1%と表示していますが、100Wアンプを接続した場合、スピーカーに送り込まれる最大出力は下表のようになります。また下のバーグラフは実際に使用する場所での大まかな目安です。
DM-X 図4
上の表のように100Wアンプを0.01Wまでパワーダウンさせることができるので、ライブハウスやスタジオ以外に、自宅での演奏や録音、ヘッドフォン使用も可能です。 又、スピーカーの直前で減衰させるため、アンプのノイズも低減されます。

COMMENTS

  • DEEN/田川伸治

    僕はアッテネーターというものをこれまで一度も使用したことがありませんでした。『音質が劣化する』などあまりいい評判が耳に入ってこないということで言わば“使わず嫌い”でいたわけですが、このDM-Xは目的は同じながらも“アッテネーターではない”このことが僕がこの製品を試してみるきっかけとなったわけです。第一印象はまず“ツマミや端子が少ないこと”イメージとして、それらが多く備わっている機能重視なものは、アンプでもエフェクターにしても経路過多により音質劣化を招き、音痩せした印象のものが数多く見受けられるのですが、このDM-Xはその点では実に男らしい(笑)。音質に関しても『本当にアンプとスピーカーの間に装置が噛んでいるのか?』と耳を疑ってしまうほどにナチュラルかつ、気持ち良く倍音が伸びていく感じ。また、音量調節としての使い方だけではなく、レコーディングの現場ではナチュラルなコンプ感を得る目的としても使用しています。アンプの出力も影響してきますが、僕はツマミを【55】にした時の圧力感が好きですね。音質に対するスピーカー・ケーブル(SPX SERIES)の貢献度も非常に高いと思います。

    DEEN/田川伸治
  • 玲央 (lynch.)

    自身が所有するMarshall 1959等のワンヴォリューム(マスターボリュームの無い)アンプは、ライブでの使用を考慮した場合に、その音量コントロールが非常にデリケートな問題となってしまいます。安易なマスターヴォリュームの増設は、ヴィンテージアンプ本来の方向性を変えてしまうため、それを行わず、アッテネーターを使用する方がほとんどだと思いますが、実はそのアッテネーターによってもキャラクターは左右されてしまいがちです。今回、僕の導入した「DM-X」は“アンプのキャラクターを変えない唯一のアッテネーター”だと言い切ってもいいでしょう。他社のアッテネーターと比較してみても、その差は歴然で、音量を小さくした際にありがちな“骨抜き”感がなく、非常にリッチな音質であり、特にギタリストにとって一番美味しい“ミドル”の充実感や艶においては全く失われません。もちろん小音量ゆえに、箱鳴りによる高音/低音の暴れ具合や押し出し感は控えめになってしまうのですが(それはアッテネーター全般に言えます)、音質補正等による混ぜ物が一切ないため、そのアンプを選んだ者の意思はストレートに再現されたまま。これらは世界で唯一の“トランス式”というところにもよるのでしょう。大音量での使用が難しい環境において「アンプ本来の音」を再現できるのは、この「DM-X」だけでしょう。

    玲央 (lynch.)