DC用ノイズフィルターレポートpart.2
前回某ベーシストのエフェクターボードで、DC用ノイズフィルターを試した内容をご紹介いたしました。
今回もその続き・・・というかまた新たなアーティストのボードで試しましたのでご紹介いたします。
まずは・・・パワーサプライとは!!!
あくまでも電源分配器です!
ACの100Vを整流 降圧し、直流の9Vや12Vや15Vや18Vにして複数台にエフェクターに供給するためのもの。
ですので必要なものは・・・
・たくさんエフェクターを繋いでも電圧が落ちない(安定した電圧の保持)
・できるだけたくさんのエフェクターを繋ぐことができる(大電流設計)
これでいいんです!!
一つのOUTから200mAしか流せない(レギュレーターの問題で)ものなんか今のデジタルエフェクターは使えませんよ〜!
なのでうちのPS-1では1つのOUTの最大電流はPS-1本体の最大電流と同じなのです。
いまでは2A仕様や3A仕様のPS-1もプロのアーティスト用で提供しておりますし、一般発売も間近です。
グランドリフトしたいのであればグランドリフトDCケーブルもございます。
ただ大電流のデジタルエフェクターに供給する際はノイズが心配ですよね・・・
そういうときにこそ今回のDC用ノイズフィルターが役に立つのです。
ということで前置きが長かったのですが・・・
今回はdefspiralのRYOさんのボード!
RYOさんのボードはミュート状態でチューニングしていても音が漏れてしまうという現象。
上の黒いボックスがノイズフィルターです。
今回はチューナーとチューナーアウトがあるPW-R(ペダルワイアレス受信器)の電源にかませて使いました。
ミュート状態でもグランドを伝って音が漏れてしまう現象はこれで解消されるわけなんですね。
今回はこれまで。
次もどんどんご紹介いたします。
DC用ノイズフィルター!製品化・・・!?
お待たせいたしました!!
なかなか更新でいなかったブログですが、
本日より貯まりに貯まった情報を小出しにしていいたいと思います。(笑)
今後ともよろしくお願いいたします。
まずは新製品!!・・・てなわけではありませんが・・・
ノイズフィルター!!の紹介!!
エフェクターボード内の電源(9Vや12Vなど)が原因で出てしまうハムノイズ。
嫌ですね〜何とかしたい!!
そんな時にこのノイズフィルターをパワーサプライとエフェクターの間にかませば
ハムノイズを消してくれるというものなんです。
例えば↓のエフェクターボード。某ベーシストのボードです!
Ex-proのペダルワイアレスPW-Rを使用されている方で、今回たまたま受信機のメンテナンスでお持込されたものです。
メンテナンス後、音出しチェックの最中に気づいたのがハムノイズ!
とあるエフェクターからハムノイズが出ているではありませんか・・・
ベースの場合、ギターアンプと違ってハイゲインアンプを使うことはほとんどないと思うので
気づかないことが多々あります。
そんなハムノイズを出してしまうエフェクター(原因になるエフェクター)の電源供給部にこのノイズフィルターをかまして
ハムノイズを極限まで減らすことができました。
ハムノイズとは・・・ん〜・・・という低いノイズ。そんなハムノイズが出っぱなしだと低音の輪郭や鮮度は失われるはずですよね。
そしてもっと気になるのが・・・
・ディレイなどの空間系のデジタルエフェクターとアナログエフェクターとの併用で起こる、電源が原因のノイズ。
・ディレイのタイム、タップにあわせて出てしまうノイズ、チューナーのLEDが光るタイミングで出るノイズ、
・チューナーアウト時にミュートしてるはずがアンプから音もれしてしまう現象などなど・・・
エフェクターボード内の電源によるノイズは結構悩んできたはずです。
デジタル系エフェクターとアナログエフェクターの電源供給は同じところからは取らない。
と、わりきって考えてる方も少なくないはずです。
そんな上記の悩みを解決するため作ったのがDC用ノイズフィルター1号(そんな名前にはなりません・・・)。
電圧を低下させずにグランドや+極から廻ってしまうきてしまうノイズの原因をカットします。
まだ製品化するかどうかも決まっていませんが、プロの方のエフェクターボードを組む際にかなり重宝しているのは事実です!
ただ製作工程などで現時点での製品化はどうなのだろ・・・という感じです。
でも製品化できるようになりましたらご報告いたします!!
まだまだこのノイズフィルターの使用例がありましたらこのブログで紹介いたしますね。