KURO (Dear Loving) が使用するEx-pro製品
Dear Loving のベーシスト KUROさんより、
ケーブルのご依頼を頂きましたのでご紹介致します。
・Ex-pro パッチケーブル FTPシリーズ
特注 FTP-015NLL [ 15cm NLプラグ×L字 ] ×1
特注 FTP-02NLL [ 20cm NLプラグ×L字 ] ×1
特注 FTP-04NLL [ 40cm NLプラグ×L字 ] ×1
特注 FTP-035LL [ 35cm L字×L字 ] ×1
FTP-03LL [ 30cm L字×L字 ] ×1
・Ex-pro シールドケーブル FAシリーズ
FA-5LS [ 5m L字×L字] ×2
一ノ瀬さん (青色壱号) のエフェクターボードが完成しました
先日お預かりした
青色壱号の一ノ瀬さんのエフェクターボードの
組み直しが完了しました。
新しい機材「drop」を追加して組み直したボードがこちらです。
前回、ボードを組んだ際の解説が好評を頂いたので、
今回も幾つかの点をご紹介致します。
皆様の何かしらの参考になれば幸いです。
まず、このボードの底面ですが、経年劣化によってシートが貼られている台紙が剥がれてしまい、
エフェクターが不安定になっていました。
前回補強しておいた外周部分のパッキンによって、かろうじてくっついている状態。
ですので、思い切って底面シートを全張替えしました。
張り替えに使用したのは、
Ex-proが新たに開発したループ&フックテープ(通称ベルクロテープ)。
粘着部は当社比2.5倍。ループとフックの密度も高いので、
強い接合力を誇ります。
現在、このテープはSKB-1のセットとして発売しております。
テープ単体での販売も予定しておりますので、ご期待ください。
一ノ瀬さんのボード内の配置ですが、
ライブで演奏中にON/OFFする機種3台を手前に、
常時ONのコンプレッサーとグラフィックイコライザーは奥に設置。
ワイヤレス受信機はチューナーとしても使用されますが、
手前のdropとは高低差があるのでON/OFFに支障はありません。
万が一、ワイヤレス送信機にトラブルが起きても、
ワイヤードでライブ続行可能なように、台座で底上げして
インプットジャックにシールドを挿せるようになっています。
また、手前のdropも底上げしていますが、
これはレコーディングでは音質劣化を避けるために受信機は介さず、
信号の入口がトゥルーバイパス仕様のdropになる為、
dropのインプットに直接シールドを挿せる様にする為です。
dropの右側を広めに空けて、プラグの抜き差しを簡単に出来るようにしてあります。
また、受信機からdropへのパッチケーブルの長さがキッチリし過ぎると、
逆に抜き差しが大変になるので、”敢えて”ケーブルに余裕をもたせてあります。
更にピュアな信号にこだわる場合は
コンプを信号の入口にするのも無理なく可能。
コンプの後、信号はオーバードライブ、次にプリアンプへと流れて行きますが、
一ノ瀬さんは録音時にオーバードライブは使用されないので、
ここもピュアな信号確保の為、手動バイパスでコンプからプリアンプへ
簡単に接続出来る配置にしてあります。
このプリアンプはDCジャックとインプットジャックの位置関係の為、
前回組んだ際にはEx-pro「NL」プラグを使用しましたが、
今回は台座を作成し、プリアンプを底上げしているので
通常のL字プラグでの接続が可能です。
今回、プリアンプを底上げしたのは、
録音時にコレを使用する為。
極端な使用法としては、ボードから何も外さないで
このようなピュアな信号を録音出来ます。
前回同様、グラフィックイコライザーも底上げしているので、
ライブ時の信号の出口も確保。
コンプからオーバードライブへのケーブル、
プリアンプからグライコへのケーブルの長さに余裕をもたせてあるのも、
先の理由と同じで、録音時の使用形態に合わせて
プラグの抜き差しを容易にする為です。
最後に、
パワーサプライのアダプターにテープを着けて、
運搬時に暴れてエフェクターの設定が変わらないように
ボードに貼り付けられる様にしてあります。
今回使用したケーブルはこちらです。
参考になれば幸いです。
ループ&フックテープの単体発売はご期待ください。
現在、パッケージ製作中。