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DP-1に関しまして

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DP-1のアイソレートに関しまして

 

まずアイソレート回路には大きく分けて2つございまして、
レギュレーターを使用したアイソレート回路と
トランスを使用したアイソレート回路がございます。

私どものアイソレート回路につきまして
スイッチング電源(ACアダプター)を出力2個口毎にレギュレートした回路です。
弊社が厳選した低ノイズレギュレーターは1.5Aの電流を確保出来ますが、
放熱の問題から2個口毎にレギュレーターを搭載し、1個口毎にLCローパスフィルターを入れています。
これによりノイズの除去精度は1個口毎と2個口毎とでは変わらないと判断しました。

ですが、

このレギュレーターのアイソレート回路では
電源ノイズの原因になるペダルに対して効果を発揮しない場合もあり
ノイズ除去の観点からいうと限界がございます。

弊社では電源ノイズの原因となるデジタルエフェクターに対しては単体の専用アダプターより電源供給してくださいと案内しておりますが、
他社様のトランス方式の分配器ではノイズが出ない(多少残るが許容範囲)ものも確認しております。
DP-1や多数の分配器に採用されている方式よりもトランス式の方がノイズが消えることも確認済みです。
しかし、そのトランスを使用した分配器は、RCローパスフィルターに300Ω以上抵抗を使用するため 負荷時にはペダルへの供給電圧が約8.7Vまで低下してしまいました。
DP-1開発時点でそのトランス方式のデメリットも確認しましたし、

何人かのミュージシャンから
ノイズが出なくなったトランス方式の分配器を使っているのだけどデジタルペダルの誤作動や、スイッチャーの電源落ちが確認されたとの相談も受けておりました。
そこで私どもは電流確保と電圧安定化を重要視しレギュレーター方式のアイソレート回路を採用しDP-1を作りました。
DP-1のようにトランスを使用していない分配器には取り除けるノイズには限界がありますが、
同時に使用するペダルに対してエフェクト機能や音質低下をしないように心掛けている分配器です。
ノイズの原因になるペダルには単体のアダプターより電源供給してくださいとご案内さしていただいております。

 

ですが今回デジタルエフェクターに対しても分配器から供給できるように

トランス方式を採用した個別ノイズフィルターを作製いたしました。

一部のユーザー様やミュージシャンの方には試作機を試していただき

その効果と電圧低下が無いことも確認いただきましたので、現在商品化に向けて動き出しております。

パワーサプライとデジタルノイズの原因になるエフェクターの間に接続すれば、電源を回ってしまうノイズが出なくなるという電源フィルターです。

 

ノイズフィルター「NF-2」の詳細を近日公開いたしますので、

引き続き、電源ディストリビューターDP-1のご愛用賜りますようよろしくお願いいたします。

 

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