エフェクターボード完成〜大月義隆(UNLIMITS)〜
つづきまして・・・
現在ツアー中のUNLIMITSのギタリスト大月義隆さんのNEWボードのご紹介!!
以前使用されていたDC電源が原因でノイズが出るとのことで、今回Ex-proのPS-1に買い替え、ノイズフィルターの加工を
施し、新たなボードを完成させました!!
そして以前まで使用されてた30voltオーバードライブをリミテッドタイプの「30volt limited」に買い替えセッティング!
ミドルのふくよかさだけでなく、よりシャキッとした音色も得られるようにTREBLEの可変範囲もかえて生まれ変わった
この30volt limitedオーバードライブを気に入っていただき、残り少ない番号のうち18番をGET!!
以前よりパッチはPCシリーズで統一し、コントロールはプロビデンスのPEC2で行う形です。
AC電源のノイズに対しては苦労しましたが・・・笑
なんとか解決!!
DC電源はPS-1に換え良好な状態に!
ボード外にセットされているワウペダルはスルーバイパスに改造し、
時間掛けてスルー時の音色変化をなくすように調整!
メインのケーブルはPCRシリーズとFLシリーズを使用しているそうです!!
ツアー前にパワーアップされた大月さんのサウンドは要チェックです!
簡単な説明となりましたが、直に大月サウンドを体感しにLIVEに足を運んでみて下さい!
機材紹介〜川上洋平 白井眞輝(Champagne)〜
先日Champagneのライブにお邪魔させていただきました。
このバンドのサウンドは必見・必聴ですよ!普遍的な「ROCK」のサウンドを見事にChampagne色に
見せるというか、会話するように訴える音の説得力はすごかった!!
終演後無理言ってボードの写真だけ撮らせてもらいました。
ボーカルギターの川上洋平さんの足元↓
ギターテックさんが組んだこのボードは全てPCシリーズのパッチケーブルで統一。
川上さんはメインのケーブルはPCRシリーズを使用されておりました。
そしてギターの白井さん!
こちらもギターテックさんが組んだボードで、すべてPCシリーズで統一!
そしてDC電源はEx-pro「PS-1」から供給されておりました。
ところでPS-1が生産がなかなか追いつかず待たせておりました皆様に・・・
もうしわけございませんでした。現在はやっと追いつきご購入できるようになりました。
脱線しましたが・・・白井さんはメインのケーブルをFLシリーズを使用されているとのことでした!!
ボードの内容はご本人のご意見を聞いてから詳細のお知らせとさせていただきます。
ぜひChampagne シャンペーン をチェックしてみてください〜!!
売り場紹介 池袋KEY楽器様編
こんばんは。
今回は池袋のKEY楽器さんのケーブルコーナーをご紹介いたします。
このお店の特徴は所狭しと並べられている厳選されたギター、ベース!
その中には、今Ex-proに出入りされているミュージシャンの(ベーシスト)の中で話題沸騰中!?の
Ex-pro製のプリアンプ。アクティブサーキットBC-01(製品化はもうちょっと待って下さい・・・)
「Re:Boost」!搭載のFender Japan ジャズベースも並んでますよ!!
現在依頼されている方も含め、計12人のベーシストに搭載したこのプリアンプ!
ジャズベースの音色を変えず、力強さと抜けの良さをプラスすることで、
ジャズベースの良さを再確認できるとかなりご好評いただいております!!
商品化との絡みでベーシストのお名前を出せるようになりましたらお知らせいたしますね。
それよりも今回はケーブルコーナー!!
スペシャリストのご意見を聞きながら選べるこの店ならではの商品構成で、
Ex-proのケーブルはなんとメインのFAシリーズ、FLシリーズ、PCRシリーズと3機種も取り揃えていただいておりました!!
ありがとうございます。
試奏も可能ということですので、是非言ってみて下さい。
やさしくお教えいただけるアットホームなお店です!!
ミュージックランドKEY池袋店
〒170-0013
東京都豊島区東池袋1-17-8Tel:03-5952-1144 / Fax:03-5952-5588
営業時間:午前11時〜午後9時
EffEXPO「シールドケーブルを考える」セミナー
22日(祝・土)に行われらEffEXPOでのセミナー「シールドケーブルを考える」にて、
ターゲットの方や内容の度合いなど、見えてこなかった分伝わりづらかったかな・・・と思い、
簡単に内容をUPしたいと思います。(割愛する部分も有りですが)
「シールドケーブルを考える」
・まずシールドケーブルとは
ギターの音声信号を伝えるということ。ギターの音声信号はアナログの交流信号、大体150mV〜350mV
ほどで、一般的なシールドケーブルは不平衡(アンバランス)ケーブルで伝送する。
アンバランス・ケーブルとは、プラス(ホット)の導線があり、マイナス(コールド)側の導線がシールド(グランド)線と
共通になっている。ちなみにバランス(平衡)のケーブルとは、プラス、マイナス、シールドとそれぞれ独立しているもの。
ギターの音声信号は、利便性、コスト面及び後に繋がる機材の入力部や初段の回路上不平衡(アンバランス)での接続が
通常とされており、その分ノイズ面ではシールド・ケーブルの質が左右することが言われている。
アンバランスケーブルである一般的なシールドケーブルは、外界からのノイズをプラス側に乗ってしまえば、その後の
機材(増幅器)によってそのままノイズを増やしてしまう。
可能な限りプラス側の導線へノイズを乗せないよう絶縁材やシールド線の強化が重要視されている。
・使用される銅線
現在では一般化されているOFC(無酸素銅)もいろいろな純度のものがあり、それにより抵抗値や静電容量が特質されていますが、
銅そのもの純度(単結晶、多結晶を含め)での聴感上の変化より、芯線構成で左右される割合のほうが多くを占めると考えている。
すなわち、純度の高いOFCや単結晶状の無酸素銅であるPCOCCを使用するということより、銅線それぞれの太さやそれを構成する
芯線構成が聴感上での良し悪しに影響が出るということ。
・芯線構成
微弱な電気であるがゆえに軽視されているマイナス側(シールド線)。外界からのノイズから守るというシールド線としての役目は重視されつつも
マイナス側という点ではもう一つ忘れられがちではないか・・・。電気回路の特性上プラスマイナスの条件を均等にすることで向上するという
物理科学上の見解でいうと、シールドケーブルのプラスの導線とシールド線を均等化はその音質に大きく左右されるもの。
よってプラス側の導線とシールド線を同じ太さにすることが理想の構成であると考えている。
そしてこのセミナーでの重要点のひとつがプラス側の導線を取り巻く絶縁材の質が先ほどの”構成”にかなり影響するということ。
聴感上での音の”なまり”や周波数特性の変化をもたらすのも、この絶縁材との関係性が重要となってくる。
・風説などへの見解
1芯シールドでの方向性(2芯以上での配線上の変化は含まない)は無いといっていいでしょう。
銅線の銅で言うと、単結晶、多結晶で電子(マイナス〜プラスへ流れる)の流れが違い、
単結晶のほうが規則正しく並ぶグレイン(結晶粒)の影響でスムーズに流れる。
多結晶のほうが不規則に並んだグレインの影響で比較的スムーズな方向性が出てくる。
ですが、一般的に使われる最長の長さでもおそらく20Mも使用する程度だと思いますが、
この多結晶での電子の流れの影響で、聴感上で感じられるケーブルの長さは何10Km以上になるということ。
そしてクライオ処理といわれているマイナス190度?(記憶では・・・)に一度冷やす加工を施したケーブル(プラグ)に関しては、
言うまでも無く、常温に戻ると意味を持たなくなってしまうということ。ですが温度の変化はかなり音質の変化を生むことは確かです。
・まとめ
電気の流れを見ても温度の変化はかなり影響が出るということを述べました。
温度が低い状況での聴感上の変化は、前述で述べていた物理科学的見解の何倍もの変化をもたらすであろうと考えている。
自社が考える音質向上と”ベストなケーブル”とは・・・一概に言えない部分と公表できない(したくない)部分も含め、
全ての科学的根拠や条件を試した上(理解した上)で使用するミュージシャンのたくさんの意見をからめて製品化すること。
すなわち物理科学的な測定、実験結果と聴感上の結果をうまく織り交ぜで調整していくことが一番だということ。
こんな感じの話をしたと思います。
わかりづらかった方のためにまとめてみました。
弊社が取り組む製品開発とは出来る限りの理論と、たくさんのミュージシャンからの意見とを織り交ぜ、
プロのミュージシャンが使用するうえで”トラブル回避”が大前提だということを踏まえ日々開発しております。
セミナーを受けていただいた方やこういう職種に興味をもたれた方は、
今回の内容を参考にして、機材がミュージシャンに対してどのようなアプローチが出来るかということを
考えてみてもいいのではないかと思います。
Ex-pro 長岡